経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)における術後嘔気嘔吐(PONV)の危険因子の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Risk factors for of postoperative nausea and vomiting in patients who underwent transcatheter aortic valve replacement
  • ケイ カテーテル ダイドウミャクベン チカンジュツ(TAVR)ニ オケル ジュツゴオウキオウト(PONV)ノ キケン インシ ノ ケントウ

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抄録

<p> 【目的】バルーン拡張型経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)における術後嘔気嘔吐(PONV)のリスク因子について後方視的に検討した。</p><p> 【方法】経大腿動脈TAVR(TF-TAVR)の術後24時間以内のPONV発生を主要アウトカムとし,術前の患者因子および術中因子について,多重ロジスティック回帰分析を行った。</p><p> 【結果】110例中24症例(21%)でPONVを認めた。術中輸液量の過多が有意なリスク因子であった。他の説明変数はPONVと関連がなかった。</p><p> 【結論】TF-TAVRにおけるPONVに術中輸液量の増加が関与することが判明した。</p>

収録刊行物

  • Cardiovascular Anesthesia

    Cardiovascular Anesthesia 23 (1), 43-48, 2019-08-01

    一般社団法人 日本心臓血管麻酔学会

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