当院女性外来(内科)を受診する患者特性について

DOI Web Site 参考文献4件 オープンアクセス
  • 勅使川原 早苗
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科腎・免疫・内分泌代謝内科学
  • 片岡(臼井) 仁美
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科地域医療人材育成講座
  • 時信 亜希子
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科地域医療人材育成講座
  • 川畑 智子
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科腎・免疫・内分泌代謝内科学
  • 後藤 由佳
    医療法人養寿会ウェル・ビーイング・メディカ保健クリニック
  • 奥田 博之
    医療法人養寿会ウェル・ビーイング・メディカ保健クリニック
  • 和田 淳
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科腎・免疫・内分泌代謝内科学

書誌事項

タイトル別名
  • Characteristic Analysis of Patients Visiting the Gender-Specific Outpatient Clinic for Women at Our Hospital

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抄録

<p>目的:女性外来受診者の特性,心理障害および心身の自覚的訴えの程度を把握し,それらの関連を検討した.</p><p>方法:2012~15年に当院女性外来(内科)を受診した女性患者を対象とし(N=97),一般属性に加え,コーネル・メディカル・インデックス(CMI)と自己評価式抑うつ性尺度(SDS)を用い,それぞれ身体的・精神的自覚症とうつ傾向に関するデータを収集した.対象者の特性を記述し,自覚症とうつ傾向の関連,身体と精神の自覚症の関連を分析した.</p><p>結果:ロジスティック回帰分析を施行したところ,SDSによる「うつ傾向あり」に寄与するCMI質問カテゴリーは「疲労度」(オッズ比:7.66,p値:0.001)と「不安」(オッズ比:11.73,p値:0.006)などであった.</p><p>結論:女性外来受診者は身体的訴えに加え,心理障害を有する場合が多く,女性外来に携わる医師は患者への心理・精神的アプローチが欠かせない.</p>

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