医系総合大学における初年次専門職連携教育の教育効果

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タイトル別名
  • Effects of interprofessional education for the first-year students in a medical university
  • イケイ ソウゴウ ダイガク ニ オケル ハツ ネンジ センモンショク レンケイ キョウイク ノ キョウイク コウカ

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抄録

医系総合大学であるA大学における,医学部,歯学部,薬学部,保健医療学部(看護学科,理学療法学科,作業療法学科)4学部6学科の連携による,平成26年度の初年次専門職連携教育の実践のうち,とくに中心的な2つのユニットである初年次学部連携PBLチュートリアル(科目名称「チーム医療の基盤A・B」)および「初年次体験実習」の概要と教育効果についてまとめた。これらのユニットは現在社会から強く要請されている医療分野における専門職連携教育の導入科目であり,高学年の専門職連携を意図した実習に直接つながる初年次科目として重要な位置付けを持つ。各科目終了直後に実施した質問紙による調査から,これら2つのユニットにより学生は初年次の1年間を通じて専門職連携への理解を深め能動的な学習態度を強化していること,および2つのユニットが専門職連携に必須であるコミュニケーションの重要性を認識し,相互理解を提供する機会となっていることが示唆された。

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