低塑性細粒土の繰返しせん断履歴による体積圧縮挙動

• 柳田 匡慶

  宇都宮大学大学院

• 海野 寿康

  宇都宮大学　地域デザイン科学部

書誌事項

タイトル別名

• Volumetric Compression Behavior of Fine Grained Soil After Cyclic Loading Process

抄録

近年の多くの地震ではこれまで液状化しにくいとされてきた細粒分を多く含む土の液状化被害が多くみられる．本研究では非塑性シルトと低塑性粘土，高塑性粘土を用いて繰返しせん断が作用した時の各試料の軟化挙動と体積変化挙動を観察した．飽和試料を中空ねじり試験機を用いて繰返し載荷実験を行い，その時の応力ひずみ履歴と過剰間隙水圧，有効応力経路の挙動を把握した．さらに，繰返し載荷後に得られる排水量から体積圧縮量を算出した．一連の試験の結果，塑性指数I_pの違いにより軟化挙動と体積変化挙動に違いがみられることがわかった．

収録刊行物

• 日本地震工学会論文集

  日本地震工学会論文集 19 (5), 5_21-5_33, 2019

  公益社団法人 日本地震工学会

キーワード

• 塑性指数
• 液状化
• 繰返しひずみ軟化
• 細粒土
• 体積ひずみ

詳細情報

• CRID: 1390282752337545216
• NII論文ID: 130007719116
• DOI: 10.5610/jaee.19.5_21
• ISSN: 18846246
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaee/19/5/19_5_21/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可