海上浮体構造物の分布状況に基づく津波避難計画策定手法の提案

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タイトル別名
  • PROPOSAL FOR A TSUNAMI EVACUATION PLANNING METHOD THAT CONSIDERS THE DISTRIBUTION OF FLOATING SEA STRUCTURES

抄録

<p> リアス式海岸の内湾で操業する地域の漁業者,遊漁船業者が設置する養殖筏や釣り筏などの分布状況と津波避難時間の想定に基づいた津波避難の戦略について論じることを目的とする.具体的には,調査対象地域を三重県度会郡南伊勢町とし,地理院地図の空中写真から海面利用状況を把握するとともに,陸上への避難時間をGISにより視覚化し,想定津波到達時間との関連に基づいた海上浮体構造物の分類を示した.送迎の必要な釣り客の存在も考慮して,分類A:漁港から往復しても津波到達までに上陸避難可能,分類B:海上から上陸を目指せば間に合う,分類C:海上から上陸を目指しても間に合わない,の3パターンに分類した.その結果,多くの海上浮体構造物は分類Aとなるが,分類B,Cに該当するものもあり,僚船による救助や近隣地点への上陸を前提とした津波避難計画が求められることを述べた.</p>

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