高圧脱水固化処理装置で作製した浚渫土砂ブロックの長期強度

  • 上野 和敬
    九州大学大学院 工学府 建設システム工学専攻
  • 笠間 清伸
    東京工業大学 環境・社会理工学院 土木・環境工学系
  • 中川 康之
    九州大学大学院 工学研究院 海域港湾環境防災共同研究部門
  • 根木 貴史
    国土交通省 九州地方整備局 北九州港湾・空港整備事務所
  • 南 正治
    国土交通省 九州地方整備局 北九州港湾・空港整備事務所
  • 善 功企
    一般財団法人沿岸技術研究センター
  • 春日井 康夫
    一般財団法人沿岸技術研究センター
  • 片桐 雅明
    株式会社日建設計シビル

書誌事項

タイトル別名
  • LONG TERM UNCONFINED COMPRESSIVE STRENGTH PROPERTIES OF CEMENT-TREATED SOIL
  • コウアツ ダッスイコカ ショリ ソウチ デ サクセイ シタ シュンセツドシャ ブロック ノ チョウキ キョウド

この論文をさがす

抄録

<p> 著者らは, 高圧脱水固化処理装置を製造し, 高含水比の浚渫土砂をブロックとして利用する技術開発を行っている. 本論文では, 2種類の浚渫土砂を用いて夏期と冬期の異なる時期に作製した浚渫土砂ブロックの長期強度について調査した. 得られた結論をまとめると以下のようになる. (1)浚渫土砂ブロックの含水比は, 夏期および冬期の作製時期および脱水棒の本数にもよらず,養生日数の経過に伴い養生1年経過で約15%程度減少する. (2)夏期に作製した宇部粘土ブロックの一軸圧縮強さは, 養生日数の経過によらず10MN/m2からほとんど変化しないが,冬期に作製した新門司沖粘土ブロックの一軸圧縮強さは養生日数の経過に伴い養生200日に9MN/m2まで増加し,その後ほぼ一定値となる. (3)浚渫土砂ブロックの一軸圧縮強さと水セメント重量比には,水セメント重量比が小さくなると一軸圧縮強さが急増するような関係性があり,その関係性は水中養生した浚渫土砂ブロックでより高い相関がみられた.</p>

収録刊行物

参考文献 (1)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ