船舶係留用防舷材の耐久性試験結果の分析

• 白石 悟

  北海道科学大学 工学部都市環境学科

• 中島 晋

  （一財）港湾空港総合技術センター

書誌事項

タイトル別名

• ANALYSIS OF DURABILITY TEST RESULTS ON RUBBER FENDERS FOR MOORING FACILITIES IN PORTS

抄録

　防舷材は係留施設の付帯設備の一つとして，船舶の安全な接岸と円滑な荷役のために重要な役割を果たしている．しかし，防舷材が損傷・劣化を受けた場合には，係留施設の供用停止や供用制限等による経済的損失が発生し，施設全体の運用や維持管理にも影響を及ぼす．防舷材は長期に使用されることから，その耐久性の確保が要求される．国際航路協会（PIANC）では，2002年に「防舷材システム設計の指針」を公表し，新たに船舶接岸用ゴム防舷材に耐久性確認の手法を示した．日本では，2010年に国土交通省港湾局の港湾工事共通仕様書においてゴム防舷材の耐久性についての記載が追加され，PIANCガイドラインとの整合が図られた．本研究では，ゴム防舷材メーカーが実施した耐久性試験データの分析を行った．

収録刊行物

• 土木学会論文集B3（海洋開発）

  土木学会論文集B3（海洋開発） 75 (2), I_821-I_826, 2019

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• rubber fender
• durability test
• energy absorption
• residual strain
• statistical analysis

詳細情報

• CRID: 1390845702296555776
• NII論文ID: 130007725038
• DOI: 10.2208/jscejoe.75.i_821
• ISSN: 21854688
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejoe/75/2/75_I_821/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可