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- 松﨑 利行
- 群馬大学大学院 医学系研究科 生体構造学分野
書誌事項
- タイトル別名
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- Multi-color immunofluorescence microscopy in cultured cells
- バイヨウ サイボウ ノ ケイコウ タジュウ センショクホウ
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抄録
<p>蛍光抗体法はタンパク質の細胞内局在を解析するために有用な手法で,多分野の研究者に広く用いられている.本稿では,蛍光抗体間接法の基本的な手法と多重染色について基本的な手法を説明した.概要は以下の通りである.①培養:カバーガラスで培養する場合はコラーゲンコーティングをおこなう.スライドガラスでは1枚のガラスに複数の培養面を設けた市販品が便利.メンブレンフィルターの場合はメンブレンの上下で異なる培養環境を作ることが可能である.②固定:固定液の基本は4%パラホルムアルデヒド-りん酸緩衝液であるが,1%酢酸-エタノールや,エタノール,メタノールなどの有機溶媒も用いることができる.③細胞膜透過処理:抗体の浸透をよくするためにTriton X-100やサポニンを用いる.④ブロッキング:抗体の非特異的な結合を防ぐために,二次抗体の動物種と同じ動物種の血清をPBSで5%に希釈して用いる.⑤抗体の反応:ブロッキング液で希釈した抗体希釈液を反応させる.異なる動物種由来の一次抗体による多重染色では,一次抗体どうし,二次抗体どうしをそれぞれ混合して反応させてよい.⑥二次抗体の選択:多重染色用の,交差反応を示さない,また適切な蛍光色素で標識された抗体を選択する.⑦試料の保管:退色防止剤を含む封入剤で封入し,−20°Cで保管する.⑧トラブルシューティング.本稿が,多くの読者にとって,蛍光抗体法でより良い結果が得られるようなヒントとなれば幸いである.</p>
収録刊行物
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- 日本薬理学雑誌
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日本薬理学雑誌 154 (4), 165-170, 2019
公益社団法人 日本薬理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845702297749632
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- NII論文ID
- 130007726229
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- NII書誌ID
- AN00198335
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- ISSN
- 13478397
- 00155691
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- NDL書誌ID
- 030011142
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- PubMed
- 31597894
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可