防潮堤整備が進む地域における住民の避難意思決定に関する調査および分析

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  • SURVEY AND ANALYSIS ON EVACUATION DECISION OF RESIDENTS IN AREAS WHERE TSUNAMI EMBANKMENT CONSTRUCTION IS PROCEEDED
  • ボウチョウテイ セイビ ガ ススム チイキ ニ オケル ジュウミン ノ ヒナン イシ ケッテイ ニ カンスル チョウサ オヨビ ブンセキ

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抄録

<p> 津波防護施設には,住民の避難時間を稼ぐという減災効果が期待される.東北地方太平洋沖地震後,防潮堤への信頼や安心感という防潮堤に対する住民の認識が,津波からの避難意思決定に影響を与えた可能性についての指摘があった.現在,今後30年以内に高い確率で南海トラフ地震が発生すると公表されており,甚大な被害が想定されている.本研究では,防潮堤整備が進む地域における住民を対象とし,津波防災意識と防潮堤に関するアンケート調査を実施した.防災知識,避難意識,津波防護施設への認識等の集計結果を用い,共分散構造分析により津波防護施設に対する認識を考慮した住民の避難意思決定プロセスを分析した.その結果,津波のリスク認知が下がると,津波防護施設への信頼度や防潮堤が整備されることへの安心感は増大するものの,その認識が避難意思決定へ直接与える影響度は小さいことがわかった.</p>

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