住宅市街地内民有地を活用した民間事業者による保育施設の整備方法に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • The Study on developing Nursery Facilities by Private Sector using Private Land in Residential Area
  • Analysis and consideration of opposition cases against the opening of nursery facilities
  • 開設反対事例の実態分析と考察

抄録

<p>近年、保育施設の開設を巡って地域社会から反対の声があがっている状況を踏まえ、本稿では特に住宅市街地内の民有地を活用して民間事業者が施設を整備した際に地域社会から反対の声があがった事例に着目し、複数主体(行政担当者、事業者、地域住民)へのインタビュー調査をもとに整備の実態を明らかにした上で、整備の方法について考察することを目的とした。具体的には、3事例について、保育施設整備に関する自治体の計画、事業者、当初計画地の立地状況(地域の空間状況、社会状況)と施設計画、事業者が当該敷地を選定した理由と経緯、地域住民への計画公表から収束までの経緯、争点と対応、開設後の状況に着目して、整備の実態を明らかにした。最後に、都市計画などと連携した立地計画の必要性、地域単位での敷地の検討の必要性、近隣住民の声と地域の公共性とのバランスという観点から整備の方法について考察した。</p>

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 54 (3), 1168-1175, 2019-10-25

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (1)*注記

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