市町村による拠点計画における階層性の実態と課題

書誌事項

タイトル別名
  • Investigation of the hierarchy in core areas planned by municipalities
  • In Gunma prefecture
  • 群馬県における事例研究

抄録

<p>現在、人口減少に対応して施設等を集約した拠点の形成が目指されている。それらは地方分権により市町村が主体となり取り組まれているが、今後更なる施設撤退に伴い、市町村域を超える拠点間連携が必要になると考えられる。しかし、都市部から中山間地域までの広域的な拠点の階層性について着目されていない。本論説では今後の市町村間連携に向け、広域的観点から市町村計画(以下、計画)の拠点設定と施設立地の実態の乖離を明らかにし、広域を考慮した拠点設定に寄与することを目的とした。分析の結果、1)計画で設定されるが実態から抽出されない拠点が存在すること、2)計画と実態で階層が異なる拠点が存在すること、が明らかになった。以上より、拠点の計画と実態の間で空間的および階層的な乖離が生じており、広域的観点からの拠点設定の重要性が示唆された。</p>

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 54 (3), 500-507, 2019-10-25

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (2)*注記

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