タクシーを活用した貨客混載システムの導入可能性の評価に関する基礎的手法の構築

書誌事項

タイトル別名
  • A Method for Feasibility Analysis of Joint Transportation Services for Passengers and Packages by Taxi

抄録

<p>地方では人口減少や担い手不足が深刻化しており,公共交通や宅配サービスの継続性が懸念されている.この背景のもとで,公共交通の車両を用いて旅客と貨物を運搬する貨客混載システムに注目が集まっている.この仕組みにより,公共交通事業者の経営の改善と宅配事業者の人手不足を同時に解決することが期待される.しかし,運搬する宅配貨物量が多いと運行時間が大きく増大しうるなど,システムの導入が経営の改善に資するかは必ずしも自明ではなく,システムの導入に躊躇する事業者も少なくないと考えられる.そこで本研究では,公共交通としてタクシーを取り上げ,システムを導入した場合の事業性を試算するための整数計画モデルを構築する.その上で,実際の履歴データを用いて貨客混載システムの稼動状況を実証的に分析し,その結果に基づいて貨客混載システムの導入可能性について考察する.</p>

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 54 (3), 665-671, 2019-10-25

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (10)*注記

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