Literature Review: Preventing Delirium relating Sleep in Intensive Care Units in Japan
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- Uchino Narumi
- Department of Nursing, Nagano Municipal Hospital
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- Mitoma Rika
- Department of Clinical Nursing, Faculty of Life Sciences Kumamoto University
Bibliographic Information
- Other Title
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- 日本の集中治療室における睡眠に関連する せん妄の予防とケアの検討
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Abstract
目的:日本におけるICUにおける睡眠とせん妄発症との関連および,睡眠に関連するせん妄の予防とせん妄発症時ケアについて検討することを目的とした. 方法:医学中央雑誌Web版を用いて,「集中治療室」「せん妄」「睡眠」をキーワードに検索期間1996〜2018年で,論文種類を原著論文に絞り込み,せん妄と睡眠に関連しない文献を除外し、12文献を選定した.研究内容別に,「せん妄の発症要因となる睡眠状況に関するもの」「睡眠に関連するせん妄の予防・せん妄発症時のケアに関するもの」に分類することができた. 結果:ICUにおけるせん妄の発症率は10.8~67.6% と幅があり,発症要因となる睡眠との関連性が高いことが示唆された.せん妄発症には睡眠と覚醒サイクルの障害が関連していることが多く,昼間の睡眠時間ではなく夜間の不眠が影響していた.睡眠に関連するせん妄予防ケアとしてテレビ鑑賞・温罨法が有効であることが示された. 結論:今後は,ICUにおける睡眠に関連するせん妄を予防するために,睡眠と覚醒の規則的なサイクルを維持するケアの有効性の検証を行うことが必要である.
Journal
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- Journal of Japan Society for Nursing Administration and Management
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Journal of Japan Society for Nursing Administration and Management 1 (0), 42-, 2019
Japan Society for Nursing Administration and Management
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001277382758016
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- NII Article ID
- 130007742386
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- ISSN
- 24352691
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- Abstract License Flag
- Disallowed