PD-1とCTLA4両シグナルを抑制する新規免疫チェックポイント阻害剤の開発

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  • Development of a novel immune checkpoint inhibitor suppressing both PD-1 and CTLA4 signals

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抄録

<p>免疫チェックポイント阻害剤は,成人だけでなく小児のがんでも注目されている.我々は,PD-1とCTLA-4の両パスウェイを特異的に阻害できるアルキル化転写阻害剤CCC07-01を開発した.CCC07-01はPD-1,PD-L1およびCTLA-4遺伝子の発現を抑制し,がん細胞に細胞死を誘導するが,正常細胞には誘導しないことを確認し,PBMCの移植により免疫系をヒト化した担癌NGSマウスに投与したところ腫瘍の増殖抑制とCD8陽性細胞の有意な上昇を認めた.以上よりCCC07-01は,単剤でPD-1とCTLA-4の両パスウェイを阻害し,がん細胞死を誘導できる薬剤候補として期待された.</p>

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