PD-1とCTLA4両シグナルを抑制する新規免疫チェックポイント阻害剤の開発
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- 永瀬 浩喜
- 千葉県がんセンター研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of a novel immune checkpoint inhibitor suppressing both PD-1 and CTLA4 signals
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抄録
<p>免疫チェックポイント阻害剤は,成人だけでなく小児のがんでも注目されている.我々は,PD-1とCTLA-4の両パスウェイを特異的に阻害できるアルキル化転写阻害剤CCC07-01を開発した.CCC07-01はPD-1,PD-L1およびCTLA-4遺伝子の発現を抑制し,がん細胞に細胞死を誘導するが,正常細胞には誘導しないことを確認し,PBMCの移植により免疫系をヒト化した担癌NGSマウスに投与したところ腫瘍の増殖抑制とCD8陽性細胞の有意な上昇を認めた.以上よりCCC07-01は,単剤でPD-1とCTLA-4の両パスウェイを阻害し,がん細胞死を誘導できる薬剤候補として期待された.</p>
収録刊行物
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- 日本小児血液・がん学会雑誌
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日本小児血液・がん学会雑誌 56 (3), 331-333, 2019
日本小児血液・がん学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282752370404864
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- NII論文ID
- 130007747187
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- ISSN
- 21895384
- 2187011X
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可