同一性判定システムを用いた東京都市圏における建設資材の偏在性及び動態に関する研究

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タイトル別名
  • A study on disparity and metabolism of construction materials using identification of buildings in Greater Tokyo

抄録

<p>循環型社会の形成に向け、都市における詳細な物質ストック分布を時系列で広範囲に渡って把握することが求められる。本研究では、地理情報システム(GIS)による建築物を対象とした年代間の同一性判定を用いることで、東京都市圏における建設資材の偏在性及び動態に関する推計を行なった。</p><p>結果として、東京都市圏全体で2003年から2014年にかけて建設資材蓄積量は1954百万トンから2363百万トンとなり1.21倍増加した。各都道府県で増加率は1.19から1.24であり、建設資材蓄積量と成長率が比例しないことが示された。また、東京都では2009年から2014年にかけて投入量が108百万トン、廃棄量が62.6百万トンであり、建設資材投入量が建設資材廃棄量を上回った。さらに、ストックとフローの関係より、各都市で資材蓄積が行われている一方で、物質代謝の速度が減少していることが明らかとなった。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390845702324888832
  • NII論文ID
    130007749104
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.30.0_59
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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