浮遊性原生動物フェオダリアが海洋炭素循環に果たす役割の定量評価
書誌事項
- タイトル別名
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- The role of phaeodarians in the marine carbon cycle
抄録
<p>西部北太平洋は、珪質殻プランクトンの生産量が高く、世界の海洋の中でも生物ポンプによる二酸化炭素吸収量の大きな海域である。西部北太平洋では表層混合層から輸出された粒状有機炭素が他の海域に比べて分解されにくく、深海まで効率的に輸送される。その要因の一つが珪質殻プランクトンによるバラスト効果であると考えられているが、それ以外の要因についてはほとんど分かっていなかった。演者らは、>1 mmの大型海洋沈降粒子による輸送が生物ポンプの効率を高めている要因の一つではないかと考え、これまで慣例的に沈降粒子から除外されてきた>1 mm分画の試料についてその構成要素と有機炭素量の内訳を調査した。その結果、>1 mm海洋沈降粒子が、西部北太平洋の海洋深層への有機炭素輸送に貢献しており、その主要な運び手の一つがフェオダリアであることを明らかにした。</p>
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 66 (0), 24-, 2019
一般社団法人日本地球化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390564227348503040
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- NII論文ID
- 130007749244
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可