十勝川を対象とした支川の流量の不確かさが本川のピーク水位・流量に及ぼす影響

• 安藤 麻衣

  北海道大学大学院工学院

• 星野 剛

  北海道大学大学院工学研究院

• 山田 朋人

  北海道大学大学院工学研究院

書誌事項

タイトル別名

• INFLUENCE OF UNCERTAINTY IN TRIBUTARY DISCHARGES ON PEAK WATER LEVEL AND PEAK DISCHARGE IN TOKACHI RIVER

抄録

　2016年8月，北海道では複数の台風の上陸や接近に伴う豪雨によって各地で浸水や土砂災害などの深刻な被害が生じた．この降雨の時空間的なパターンがずれていた場合，異なる被害形態となった可能性が考えられる．本研究では，十勝川本川とその複数の支川を対象に，準二次元不定流モデルを用いて，台風10号時の降雨の時空間的なパターンが異なっていた場合と観測流量に不確実性を許容した場合のシミュレーションを行った．この結果，上流端の境界条件の違いが下流の水位・流量に与える影響は場所ごとに異なることが示され，その影響は札内川合流後付近で相対的に大きくなることが示された．

収録刊行物

• 土木学会論文集Ｂ１（水工学）

  土木学会論文集Ｂ１（水工学） 74 (5), I_1249-I_1254, 2018

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• flood analysis
• quasi two-dimensional unsteady flow model
• rainfall pattern

詳細情報

• CRID: 1390565134801787776
• NII論文ID: 130007757759
• DOI: 10.2208/jscejhe.74.5_i_1249
• ISSN: 2185467X
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejhe/74/5/74_I_1249/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可