拘縮肩に対するサイレントマニピュレーションの臨床成績

  • 古賀 唯礼
    久留米大学医療センター整形外科・関節外科センター
  • 本多 弘一
    久留米大学医療センター整形外科・関節外科センター
  • 後藤 昌史
    久留米大学医療センター整形外科・関節外科センター
  • 中村 秀裕
    久留米大学医療センター整形外科・関節外科センター
  • 久米 慎一郎
    久留米大学医療センター整形外科・関節外科センター
  • 志波 直人
    久留米大学整形外科
  • 大川 孝浩
    久留米大学医療センター整形外科・関節外科センター

抄録

<p>〈目的〉拘縮肩に対するサイレントマニピュレーション(SM)の治療成績を検討した.〈対象と方法〉拘縮肩症例26肩(平均年齢57.5歳)に対し,皆川らの方法に準じSMを施行し,経時的に評価した.〈結果〉術前/術後6ヵ月後の各平均値は,屈曲:109±25.4°/148±12.2°(P<0.0001),外転:96±38.8°/152.9±23.9°(P<0.0001),外旋:26.4±14.3°/43.8±18.7°(P<0.0001),内旋:L5±3.3/Th11±2.7椎体(P<0.0001)といずれも改善を認めた.またJOAスコア:40.9±9.6/65.6±9.6(P<0.0001),UCLAスコア:15.9±3.9/27.3±5.5(P<0.0001),およびVisual analogue scale(VAS)はVAS rest:26.3±33.8/5.1±10.9(P=0.0123),VAS night:38.1±33.6/4.7±8.9(P=0.0007),VAS motion:67.5±24.7/17±15(P<0.0001)といずれも改善した.〈結語〉SMは拘縮肩に対して有効な治療法と思われる.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ