03心-12-ポ-27 性格特性的強みの正義がスポーツ行動規範に及ぼす影響

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抄録

<p> 本研究の目的は、スポーツマンシップやフェアプレイと関連する「正義」がスポーツ行動規範に及ぼす影響を検討することであった。関東および関西の国公私立大学の学生540名を対象に、1)正義の下位尺度「平等公平」、「チームワーク」2)スポーツ行動規範の下位尺度「スポーツエゴ」、「生まじめさ」、「礼儀」、「情緒的興奮」の質問紙調査を行なった。スポーツ経験と正義については、①スポーツ経験年数が長い者の方が正義得点が高い、②役割を経験している者の方が正義得点が高い、③競技レベルが高い者の方が正義得点が高い、ことがわかった。また、正義得点とスポーツ行動規範の重回帰分析から、①正義の「平等公平」はスポーツ行動規範の「スポーツエゴ」、「礼儀」、「情緒的興奮」への影響、②正義の「チームワーク」はスポーツ行動規範の「生まじめさ」、「礼儀」への影響、が示された。以上より、スポーツ経験は正義の水準を高め、道徳的規範を育成することが示唆された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390846609785106432
  • NII論文ID
    130007770010
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.133_2
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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