08測-12-ポ-10 カヌースプリント競技カヤック種目におけるレース分析

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タイトル別名
  • 日本人男子選手の200m種目を対象に

抄録

<p> カヌースプリント競技にはカヤックとカナディアン種目があり、湖や流れのない川(兵水面)で200m、500m、1000mといった一定の直線距離を最大スピードで進む際の着順を競い合う。中でも200m競技では大きな力でパドルの両サイドにあるブレードで水をキャッチし、35秒程度の時間で漕ぎ切る必要があるため、後半疲労で失速しないよう、レースペースは極めて重要となる。本研究では、トップレベルの日本人男子カヤック選手を対象に、200mのレース展開の特徴を検討した。2015カヌースプリント海外派遣選手最終記録会の200m男子カヤック決勝進出者9名を対象とした。決勝レースを3台のビデオカメラで撮影し、前半局面(0-100m通過タイム)と後半局面(100-200m通過タイム)の比較より、各選手のレースペースの比較を実施した。日本代表に選出された優勝選手と2位の選手の前半局面と後半局面のタイム差は0.1秒以下であり、イーブンペースであったが、3位、4位の選手はそれぞれ0.9秒、0.5秒以上の差があり、後半局面でペースを落としていた。5位~9位の選手のうち3名は、前半局面より後半局面の方がタイムが早く、残り2名の選手はほぼイーブンペースであった。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390002184855388928
  • NII論文ID
    130007770335
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.229_3
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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