11教-12-口-18 他者観察を用いた学習カードによる学習効果の検討

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タイトル別名
  • 大学生を対象としたバドミントンシングルスゲームの学習について

抄録

<p> 本研究は、学習者間の教え合い・学び合いを想定した他者観察を用いた学習カードを使用し、その学習効果について検討することを目的とした。研究方法は、H大学の実技科目「バドミントン」の受講者78名を対象とした。全15回の授業のうち、第7回のシングルスゲームの学習において学習カードの記入及びアンケート調査を実施した。学習カードでは、観察者の記載項目として「プレーに関する6つの評価項目」「観察者からのコメント」など、被観察対象者の記載項目として「評価・コメントに対する感想」などを設定した。観察者からのコメント及び被観察対象者の感想の記載文字数についてスピアマンの順位相関係数検定を行った結果、両者の間に有意な正の相関が認められた(ρ=0.32, p<0.01)。また、観察者からのコメントでは、「ゲームにおける良かった点」が述べられたうえで「改善点に関するアドバイス」が記載される傾向が多く見られた。そして、アンケート調査の結果から、約8割の対象者が授業で使用した学習カードは自己のゲーム学習に活きた回答し、約9割の対象者が観察者からのコメントは自己のプレーの反省に活きたと回答した。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390565134808446336
  • NII論文ID
    130007770493
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.301_3
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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