ウツタイン統計データを用いた救命曲線推定アプローチの比較検討

書誌事項

タイトル別名
  • A COMPARATIVE STUDY OF ESTIMATION APPROACHES OF SURVIVAL RATE CURVE USING THE UTSTEIN STYLE DATA

抄録

ウツタイン統計データから救命曲線を推定するために,これまで標準的にLogitモデルやProbitモデルが採用されているものの,必ずしもこれらが最も望ましいとは限らない.本研究はBurr II分布に基づくScobitモデルやHermite多項式展開を用いたセミノンパラメトリックモデルのアプローチから救命曲線を推定し,予測に関する適合度指標の比較により,より適切な救命曲線の推定方法の提示を試みる.病院外傷病者の救命率を高めるためには,適切かつ迅速な救急医療処置を施すとともに,救急搬送時間を可能な限り短縮することが望まれる.この搬送時間を短縮するために,道路整備が重要であることから,救命曲線の推定精度の向上は,公共事業評価において道路整備による救急搬送時間の短縮がもたらす死亡リスク削減便益を計測することに大いに資するものである.

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参考文献 (15)*注記

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