Large-Sized Land Consolidation and Accumulation of Cultivation Rights through Regional Agreement

  • YAMAJI Eiji
    東京大学大学院新領域創成科学研究科

Bibliographic Information

Other Title
  • 地域合意による大区画整備と利用権の集積
  • チイキ ゴウイ ニ ヨル ダイ クカク セイビ ト リヨウケン ノ シュウセキ

Search this article

Abstract

<p>農地の大区画化と農業経営の大規模化は,地域農業改革に不可欠であるが,地域全体の合意形成をはかったうえで進めてゆくことが望ましい。そこで本報では愛媛県永長地区での手法と成果を考察した。同地区では,面工事開始前に賛成者と非賛成者の所有地を交換する交換分合事業を行ったうえで,1反区画の道路骨格を活かして2005年度に最大1.2ha区画での再整備を実施した。事業成果としての担い手4戸の利用権設定面積は,2010年度において全体面積の39.2%となった。彼らの地区内自己所有地は平均1.0haにすぎないが,利用権設定が6.6haにのぼり,また施設園芸と組み合わせて,安定した経営の基礎となっている。また貸し手側,自作農家にとっても整備事業は有益であった。</p>

Journal

Related Projects

See more

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top