カテゴリー判定を用いた診療放射線技師による読影補助の精度(第一報:感度と特異度)

DOI
  • 西川 孝
    医療法人尚豊会みたき健診クリニック 鈴鹿医療科学大学大学院医療科学研究科
  • 安田 鋭介
    鈴鹿医療科学大学大学院医療科学研究科
  • 渡邉 真也
    医療法人みき会渡邉医院
  • 木村 光政
    医療法人尚豊会みたき健診クリニック

書誌事項

タイトル別名
  • Accuracy of interpretation of radiological technologists assisted by category assessment. Accuracy of image interpretation assistance using category assessment by radiological technologists (First report: Sensitivity and specificity)

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抄録

<p>日本消化器がん検診学会による『胃X線検診のための読影判定区分:カテゴリー分類』を用いて,診療放射線技師の読影補助に対する精度を検討した。技師全体での正診率は62.3%で,感度は60.5%(早期がん感度:67.0%,進行がん感度61.0%,食道がん感度34.3%),特異度は63.5%であった。一方,専門医の正診率は75.0%で,感度は77.5%(早期がん感度:89.5%,進行がん感度:71.4%,食道がん感度:50.0%),また特異度は70.0%であった。技師の経験年数や認定資格の取得・種類などを考慮した検討では,認定取得の有無や種類による精度の差は認められなかったものの,指導技師の精度は正診率71.6%,感度は83.9%(早期がん感度:85.7%,進行がん感度:80.6%,食道がん感度:71.4%),特異度は55.7%であった。</p>

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