超高温変成作用の指標鉱物であるFeに富むアーマルコライトの高温高圧合成-予察的報告

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タイトル別名
  • Preliminary report of high-pressure and high-temperature synthesis of an Fe-rich armalcolite as a key mineral of the ultrahigh-temperature metamorphism

抄録

アーマルコライトは,アポロ11号計画で1969年7月20日月面「静かの海」で発見され,搭乗員のアームストロング(ARMstrong),オルドリン(ALdrin),コリンズ(COLlins) 由来して命名された.この鉱物は低圧高温で低酸素分圧条件で安定であり,1000 °C以下でIlm+Rtに分解する.Fe3+に富むアーマルコライトが東南極ナピア岩体リーセルラルセン山に産する珪長質片麻岩から報告された(Miyake Hokada 2013).我々(2013) はアーマルコライト仮像様組織をリュッツホルム岩体スカルビークスハルゼンのザクロ石珪線石片麻岩から見出した.これらは,アーマルコライトが超高温変成作用の新しい指標鉱物となり得ることを示唆している.Fe3+に富むアーマルコライトの安定性を超高温変成作用の温度圧力に相当する条件で予察的に調べたので報告する.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390283659839841152
  • NII論文ID
    130007785223
  • DOI
    10.14824/jakoka.2015.0_193
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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