Lindsley 輝石温度計によるLLコンドライト隕石の変成温度

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  • Metamorphic temperatures of LL chondrites estimated by Lindsley's pyroxene thermometer

抄録

Lindsley 輝石温度計の修正された補正計算を使ってLL5-LL7コンドライト隕石の変成温度の推定を行った.CPxのから求められた温度は,Tuxtuac (LL5),Dhurmsala (LL6),NWA 2029 (LL6/7),Dho 011 (LL7)それぞれで,793(32),835(39),872(45),917(30) °Cとなり,これはOPxから求められたそれぞれの隕石の温度,767(25),818(48),892(57),936(26) °Cとよい一致を示す.このことから,CaのCPxとOPxへの分配はtype 5-7隕石で平衡に達していたと考えられる.今回の結果は,より高い岩石組織タイプのコンドライト隕石はより高い変成温度を経験したことを示している.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390283659839710976
  • NII論文ID
    130007785431
  • DOI
    10.14824/jakoka.2016.0_150
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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