書誌事項
- タイトル別名
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- STUDY ON SEDIMENT DISASTERS OCCURRED IN TENNOU, KURE CITY, HIROSHIMA PREFECTURE AND CONSIDERING SEDIMENT AND FLOOD DAMAGE IN DOWN STREAM AREA
抄録
<p> 平成30年7月豪雨では,崩壊や土石流の発生箇所から数km離れた下流まで土砂が到達して,河床上昇により河道外に水と土砂が氾濫する土砂・洪水氾濫による被害が複数の地区で報告された.本研究は,呉市天応を対象として災害状況を整理するとともに,数値シミュレーションにより土砂・洪水氾濫の現象を検証した.災害状況から,上流で土石流による多数の巨礫移動が確認されるが,中流は土砂流出は認められるが氾濫は生じず,下流では氾濫が生じた.下流では,河道のボックスカルバートより下流に土砂流出がほとんどなく,この地点で閉塞したと考えられる.数値シミュレーションで長時間継続する土砂流出を想定すると,河道内で土砂堆積が進行して,徐々に上流側からも河道外に水や土砂が氾濫して,実際の被災状況と同程度の氾濫範囲を確認した.</p>
収録刊行物
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- 土木学会論文集B1(水工学)
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土木学会論文集B1(水工学) 75 (1), 324-331, 2019
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390002184864160896
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- NII論文ID
- 130007787663
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- ISSN
- 2185467X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可