小学生の話し合う力をどう見取るか

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タイトル別名
  • A Proposal of a Framework for Assessing Elementary Student’s Conversations with Consideration of Data from a Research-based Questionnaire Investigation
  • 小学生の話し合う力をどう見取るか : 発達研究に依拠した実態調査を手がかりに
  • ショウガクセイ ノ ハナシアウ チカラ オ ドウ ミトル カ : ハッタツ ケンキュウ ニ イキョ シタ ジッタイ チョウサ オ テガカリ ニ
  • 発達研究に依拠した実態調査を手がかりに

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抄録

本論稿の目的は,小学生の話し合う力を捉える枠組みを,仮説モデルを元にしたアンケート調査によって得ることにある。ここで扱う話し合いとは,4,5人程度の小集団による,教師の介在しない児童生徒の話し合いを指す。この目的を達成するために,小学校教師(回答数282)を対象に,15項目にわたって担当教室の児童の到達状況を尋ねるアンケートを行った。その結果,話し合う力を見取る因子として「自己表出」「他者理解」「メタ認知」の3つを導出した。 三因子間の関連については,小学校低学年と高学年において「メタ認知」が高いほど「自己表出」「他者理解」も高くなることが明らかになった。自由記述からは,調査項目が児童の話し合う力を見取る指標として役立つ(65.3%),思わない(4%),どちらともいえない(26.7%)という回答を得た。

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