超高圧電子顕微鏡による嗅球のニューロンとグリアの三次元構造解析

• 樋田 一徳

  川崎医科大学解剖学

• 清蔭 恵美

  川崎医科大学解剖学

• 有井 達夫

  自然科学研究機構生理学研究所脳機能計測センター形態情報解析室

書誌事項

タイトル別名

• High Voltage Electron Microscopy for Three-Dimensional Structure of Neuron and Glia in the Olfactory Bulb
• チョウコウアツ デンシ ケンビキョウ ニ ヨル キュウキュウ ノ ニューロン ト グリア ノ 3ジゲン コウゾウ カイセキ

抄録

超高圧電子顕微鏡の医学生物学領域への応用の最大の利点は，高エネルギー電子線による厚い切片の観察にある．更に厚い試料を傾斜して連続的な透過像をコンピューター画像処理することにより，切片内に埋もれている内部構造を高解像レベルで立体的に解析できる．この三次元トモグラフィー解析法は，通常の透過型電子顕微鏡の連続切片解析再構築法とともに脳内のニューロンやグリアの複雑な構造を理解するために極めて有効な解析手法である．本稿では超高圧電子顕微鏡の概要を筆者らの具体的な解析例とともに紹介し，その有用性と将来の可能性について論じたい．

収録刊行物

• 顕微鏡

  顕微鏡 43 (4), 250-253, 2008-12-30

  公益社団法人 日本顕微鏡学会

キーワード

• 超高圧電子顕微鏡
• 嗅球
• ニューロン
• グリア
• トモグラフィー

詳細情報

• CRID: 1390002184869968768
• NII論文ID: 130007791650
• NII書誌ID: AA11917781
• DOI: 10.11410/kenbikyo.43.4_250
• ISSN: 24342386
• ISSN: 13490958
• NDL書誌ID: 9779556
• Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/9779556
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I9779556
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2009124469
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可