集学的治療により分娩に至った糖尿病腎症4期の2型糖尿病合併妊娠の1例

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タイトル別名
  • A Case of Pregnant Woman With Preexisting Type 2 Diabetes and Severe Diabetic Nephropathy Having Safely Given Birth by Multidisciplinary Therapy

抄録

<p>症例は39歳女性,20歳で2型糖尿病と診断され加療開始したが,血糖管理不良が続いた.腎症4期のため,避妊を指導していたが自然妊娠が成立.妊娠判明時HbA1c 6.8 %,血清クレアチニン値(Cr)1.66 mg/dL,eGFR 29 mL/min/1.73 m2であり,周産期合併症のリスクを十分に説明したうえで妊娠継続を強く希望し,入院および外来にて慎重に血糖・血圧管理を行った.妊娠34週に血清Cr値2.35 mg/dLまで上昇,また黄斑浮腫による視力低下,エコーで胎児発育不全を疑う所見も呈したため,帝王切開となった.児は1712 g,Apgar score 7/8点(1/5分値)の男児,新生児低血糖を認めたが形成異常は無く,児の経過は良好.わが国にて腎症4期で妊娠し分娩に至った症例の報告はほとんど無く,貴重な症例と考え報告する.</p>

収録刊行物

  • 糖尿病

    糖尿病 63 (1), 35-40, 2020-01-30

    一般社団法人 日本糖尿病学会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390846609800360832
  • NII論文ID
    130007792153
  • DOI
    10.11213/tonyobyo.63.35
  • ISSN
    1881588X
    0021437X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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