情報通信機器を用いた重症患者を有する産科混合病棟の夜勤帯看護師の滞在場所と滞在時間の分析

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  • Analysis of night-shift nurses' locations and durations using information communication equipment: A prospective observational study of a mixed obstetric ward with severe patients in Japan

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抄録

日本の病院における分娩は,産科とほかの科が混合する産科混合病棟で約80%実施される.産科混合病棟では複数の科の患者の看護を行っているが,産科混合病棟の看護師全員を対象とした看護および,看護人員配置が少ない夜勤帯の看護は明らかになっていない.そのため,重症患者を有する産科混合病棟の夜勤帯看護の実態を明らかにする.本研究は,情報通信機器を用いて,産科混合病棟に勤務する夜勤帯看護師の勤務中の滞在場所と滞在時間を測定した.結果,夜勤帯の看護師の,一般病室患者(人あたりのベッドサイド平均滞在時間は,重症患者室に重症患者が入院している日は31.9 分,入院していない日は33.6 分であった.また,夜勤帯13 時間勤務の各場所平均滞在時間割合は,一般病室担当看護師はナースステーション39.2%,一般病室34.4%,重症患者室1.7%であった.本研究結果は,安全な混合病棟の運営に寄与する看護人員配置の資料として活用できると考える.

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