超臨場感テレワークシステムにおける遠隔コミュニケーション評価

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タイトル別名
  • An Evaluation Method for Remote Communication using Ultra and Meta-Realistic Telework Communication System
  • チョウリンジョウカン テレワーク システム ニ オケル エンカク コミュニケーション ヒョウカ

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抄録

時間や場所に縛られない柔軟な働き方のひとつとして,テレワークが挙げられる。また,地域活性化や事業継続計画などの観点からもテレワークが注目されている。一方,テレワークの割合が高くなると,互いの状況が見えなくなることによる問題点も指摘されている。また,職場の一体感を毀損するという報告もある。こうした問題を解決するため,超臨場感テレワークシステムは,人を含むオフィスの雰囲気を音や映像で常時感じさせたり,実際に向き合っているようなコミュニケーション環境を提供したりすることで,オフィスのテレワーカ同士が,離れていても一緒に働いている感覚,すなわち一体感を感じることができることを目指して開発された。本論文では,まず,NICT 受託研究における超臨場感テレワークシステムの開発について述べる。次に,このシステムの評価手法として,個別構造理論に基づくメンタルモデル・アプローチにより評価グリッド法をおこない,感性に基づく,遠隔コミュニケーション評価を策定したのでこれについて述べる。そして,これを実証実験に用いて遠隔コミュニケーションの評価を行った。結果として,このシステムを使用することによって,一定の一体感が得られることが示唆された。

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