Ph陽性ALLに対する同種造血幹細胞移植後のTKIによる維持療法

  • 内田 智之
    がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
  • 土岐 典子
    がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
  • 岸田 侑也
    がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
  • 永田 啓人
    がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
  • 山田 裕太
    がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
  • 小西 達矢
    がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
  • 海渡 智史
    がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
  • 黒澤 修兵
    がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
  • 吉藤 康太
    がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
  • 白根 脩一
    がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
  • 稲本 恭子
    がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
  • 遠矢 嵩
    がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
  • 五十嵐 愛子
    がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
  • 名島 悠峰
    がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
  • 武藤 秀治
    がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
  • 小林 武
    がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
  • 垣花 和彦
    がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
  • 坂巻 壽
    がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
  • 大橋 一輝
    がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科

書誌事項

タイトル別名
  • Tyrosine kinase inhibitor maintenance therapy following allogenic hematopoietic stem cell transplantation for Philadelphia chromosome-positive acute lymphoblastic leukemia
  • 臨床研究 Ph陽性ALLに対する同種造血幹細胞移植後のTKIによる維持療法
  • リンショウ ケンキュウ Ph ヨウセイ ALL ニ タイスル ドウシュ ゾウケツ カンサイボウ イショク ゴ ノ TKI ニ ヨル イジ リョウホウ

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抄録

<p>Ph陽性急性リンパ性白血病の予後を改善するため,同種造血幹細胞移植後にチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)を投与する報告が近年なされているが,投与が望ましい患者や投与方法など一定の見解は得られていない。今回,単一施設での移植後TKI投与について後方視的に解析を行った。予防的投与(pro)は8例,先制的投与(pre)は6例であった。観察期間中央値はpro 1,427(161~2,428)日,pre 773.5(156~2,243)日であった。Proでは非寛解期で移植が行われた1例が再発した。Preの4例はTKI投与のみで微小残存病変(MRD)陰性となった。2年全生存率はpro 85.7%,pre 100%であった。本解析では既報よりも低用量のTKI投与を行ったが,安全で有効である可能性が示唆された。</p>

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 61 (1), 11-19, 2020

    一般社団法人 日本血液学会

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