脳動脈瘤の血管内治療の現状と近未来

  • 石井 暁
    京都大学大学院医学研究科脳神経外科

書誌事項

タイトル別名
  • Current and Future Endovascular Treatments for Cerebral Aneurysms

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抄録

<p> ISAT試験以降の脳動脈瘤の機器開発の目的は再開通の克服であった. 次世代コイル開発では, hydrogel-coated coilがGREAT試験などで一定の評価を得ており, 現在も一定の市場を獲得している. 一方で, ネックブリッジングステントがコイル塞栓術の適応拡大に大きく寄与するとともに, 有意に再開通を抑制することが示され, 大きなブレイクスルーとなった. このステント整流効果を増強させたフローダイバーターの登場により再開通は完全に克服された. 一方, これらの治療においては, 厳格な抗血小板療法が必須である. 抗血小板療法への依存性を解決する新規機器の開発が進んでいる.</p>

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参考文献 (27)*注記

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