一般女性における摂食障害の認識調査

書誌事項

タイトル別名
  • Familiarity with Eating Disorders among Japanese Women in the General Population : A Survey of Disease Name Recognition, Misunderstanding and Prejudice
  • 一般女性における摂食障害の認識調査 : 病名認知度と誤解・偏見
  • イッパン ジョセイ ニ オケル セッショク ショウガイ ノ ニンシキ チョウサ : ビョウメイ ニンチド ト ゴカイ ・ ヘンケン
  • —病名認知度と誤解・偏見—

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抄録

<p>日本の一般女性における摂食障害の認識を明らかにすることを目的に, 病名の認知度と摂食障害に関する誤解や偏見に関するWEBアンケートを実施し, メディアからの情報入手が誤解・偏見に与える影響を検討した.</p><p>回答者は4,107名の女性で, 平均年齢は27.0±7.4歳であった. 摂食障害を 「よく知っている」 が17.7%, 「ある程度知っている」 が43.5%, 「病名を聞いたことあるが, 症状などはよく知らない」 が27.8%, 「病名も聞いたことがない」 が6.5%であった. 病名の認知度は高い順から 「うつ病」 > 「拒食症」 ≒ 「過食症」 > 「子宮頸がん」 > 「摂食障害」 > 「統合失調症」 であった. 全般的にメディアからの情報入手が多いほうが摂食障害に対する誤解や偏見が少ない傾向にあったが, 摂食障害は 「ダイエットが一番の原因である」 「母親の育て方が原因である」 とする項目については, 特定のメディアからの情報入手があるほうが, そうであると考える人が多かった.</p>

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 60 (2), 162-172, 2020

    一般社団法人 日本心身医学会

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