南島の音楽とデジタルアーカイブ

  • 宮本 聖二
    立教大学 大学院21世紀社会デザイン研究科 ヤフー株式会社

書誌事項

タイトル別名
  • Music of Japan Southern Islands and Digital Archive
  • ナントウ ノ オンガク ト デジタルアーカイブ

この論文をさがす

抄録

<p>鹿児島県奄美群島から沖縄本島、先島地方には民謡を始め琉球王朝の古典音楽、あるいは祭祀のための音楽が豊潤にあって、暮らしや様々な行事、あるいは盛んに行われるコンクールなどのためにいまも盛んに歌われている。さらに、そうした音楽をベースにした新民謡やポップスも次々に生み出されている。しかし、小さな集落や島で生まれた民謡や戦後次々に作られた新民謡などは、歌う人がいなくなったり、レコードが廃盤になったりするなどして消え去る危険に直面している。また、同じ曲でも時代や場所や流派によって演奏の仕方が変わる。これらの音源を収集し、何らかのプラットフォームなどで体系的に保管し、公開することでこの音楽文化をしっかり留めたい。現状と進められている様々な試みを調査・報告し、これからの南島の音楽のデジタルアーカイブの可能性を考えたい。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ