日本と韓国の産学連携業績比較研究

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書誌事項

タイトル別名
  • A Comparative Study on Industry-Academia Collaboration Status from Korea and Japan
  • — Using Statistical Data of MEXT in Japan and NRF in Korea —
  • ―文部科学省及び韓国研究財団の統計データを用いて―

抄録

<p>2016年の米ロイター社による世界で最もイノベーティブな大学ランキングで,トップ10に唯一米国の大学以外で韓国科学技術研究院(KAIST)がランキングされた.企業との共同論文の数や特許数などを基準としたロイター社のランキングにおいて,韓国の大学が躍進したことは産学連携を通じて産業界に貢献していることを伺わせる.そこで,産学連携に関する統計データに基づき,直近5年間の日本と韓国の産学連携の基礎的な状況について比較検証を試みた.</p><p>その結果,韓国は日本と比較して産学連携の歴史が新しく,経済規模も小さいにもかかわらず,契約件数及び金額ともに日本を上回っていることが明らかとなった.特に,政府等の投資額が日本を大きく上回っており,その差は年々拡大しつつある.また,特許実施料などの技術移転収入においても,韓国はすでに日本を上回っていることが明らかとなった.</p>

収録刊行物

  • 産学連携学

    産学連携学 15 (2), 2_83-2_103, 2019-08-21

    特定非営利活動法人 産学連携学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390846609810404608
  • NII論文ID
    130007806326
  • DOI
    10.11305/jjsip.15.2_2_83
  • ISSN
    18818706
    13496913
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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