誰が「海賊」を処罰するのか?――「地域訴追モデル」とケニアにおける海賊裁判――
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- 杉木 明子
- 神戸学院大学
書誌事項
- タイトル別名
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- The Problems and Prospects for Pirates Prosecution : From a Case Study of Pirates’ Trial in Kenya and “Regional Prosecution Model”
抄録
<p>2000年代半ば以降、アデン湾・ソマリア沖で急増した海賊問題は、海賊の取締や処罰を国際社会に問い直す問題である。海賊の不処罰が顕在化する中で新たな対応に迫られた国際社会は、様々な選択肢の中で拿捕国が拘束した海賊被疑者をソマリア近隣諸国へ引渡し、第三国が普遍的管轄権のもとで訴追・処罰する「地域訴追モデル」を次善策とみなした。ケニアはソマリア近隣諸国の中で最も多くのソマリ海賊被疑者を受入れ、処罰してきた。本稿ではケニアの先駆的な海賊裁判の事例から「地域訴追モデル」の問題を明らかにし、海賊および海上犯罪を処罰するためにどのような取り組みが必要であるか検討する。</p>
収録刊行物
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- アフリカレポート
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アフリカレポート 54 (0), 1-12, 2016-02-15
独立行政法人 日本貿易振興機構アジア経済研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390002184881259648
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- NII論文ID
- 130007808136
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- ISSN
- 21883238
- 09115552
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可