大規模放射状凍結工の施工結果に関する一考察

• 田中 悠一

  東急建設株式会社 土木事業本部技術統括部

• 高松 伸行

  東急建設株式会社 土木事業本部技術統括部

• 大畝 丈広

  株式会社精研 凍結本部

• 日比野 義博

  東京都下水道局 第一基幹施設再構築事務所

• 清水 孝之

  東京都下水道局 第一基幹施設再構築事務所

書誌事項

タイトル別名

• STUDY ON IMPLEMENTATION OF LARGE-SCALE RADIAL GROUND FREEZING

抄録

　東京都下水道局により施行されている隅田川幹線整備事業のうち，隅田川幹線の中間部の拡幅を目的とした「隅田川幹線その3工事」の大規模放射状凍結工について，変位データ等をもとに施工結果の分析を行った．その結果，凍土造成時には，凍結領域内の予測凍上量と実測隆起量がおおむね一致するが，地表面においては，未凍結地盤に介在する軟弱粘性土層の圧密等が原因で，実測値の方が小さくなる傾向があることがわかった．また，凍土維持運転時の凍土の成長抑制対策として適用した国内初の全周にわたる放射状温水管や，強制解凍時に行ったセメントベントナイトの凍結領域外への充填に関し，凍上および解凍沈下に対する低減効果の高さを確認することができた．

収録刊行物

• 土木学会論文集Ｆ１（トンネル工学）

  土木学会論文集Ｆ１（トンネル工学） 75 (2), I_30-I_40, 2019

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• ground freezing
• enforced thawing
• radial heating pipe
• expansion of existing TBM tunnel

詳細情報

• CRID: 1390002184882155392
• NII論文ID: 130007809337
• DOI: 10.2208/jscejte.75.2_i_30
• ISSN: 21856575
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejte/75/2/75_I_30/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可