高齢者の自動車運転と運転可否判断

  • 堀川 悦夫
    佐賀大学医学部地域医療科学教育研究センター認知神経心理学分野ブレイン&モビリティラボラトリー 佐賀大学医学部附属病院動作解析・移動支援開発センター (公財)交通事故総合分析センター(ITARDA)特別研究員

書誌事項

タイトル別名
  • Driving Behavior and Fitness to Drive of Older People
  • コウレイシャ ノ ジドウシャ ウンテン ト ウンテン カヒ ハンダン

この論文をさがす

抄録

<p>超高齢社会における移動行動(モビリティ)維持のために自動車運転は,利便性が高い交通手段であり,交通事故の防止は社会的課題である.運転継続の可否判断を行うためのエビデンスが不足している中で,臨床実践現場では神経心理学的検査や運転シミュレータ検査,そして実車運転評価などによって総合的に行われている.事故防止のための感度・特異度がともに高い運転可否判断システムの開発が求められる.一方,年代別の交通事故の統計解析において解決すべき課題もみられるなど高齢者運転の実態に即した分析手法の開発が必要である.いわゆる自動運転技術の開発が進む中で,高齢者運転支援に先進技術の応用も求められている.</p>

収録刊行物

参考文献 (13)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ