地域在住中高年者に対する活動日記を用いた集団プログラムの効果検証に向けた予備的研究

  • 高木 雅之
    県立広島大学保健福祉学部作業療法学科 東京都立大学(旧首都大学東京)大学院人間健康科学研究科作業療法科学域博士後期課程
  • 其阿弥 成子
    フリーランス
  • ボンジェ ペイター
    東京都立大学(旧首都大学東京)大学院人間健康科学研究科作業療法科学域

書誌事項

タイトル別名
  • The effectiveness of group programs for community-dwelling middle-aged and elderly using the Activity Diary:
  • チイキ ザイジュウ チュウコウネンシャ ニ タイスル カツドウ ニッキ オ モチイタ シュウダン プログラム ノ コウカ ケンショウ ニ ムケタ ヨビテキ ケンキュウ
  • A pilot study

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抄録

本研究の目的は,地域在住中高年者に対する活動日記を用いた集団プログラムを試行し,効果を検討すること,および対象者からプログラム評価を得ることである.地域在住中高年者29名に週1回90分,計4回のセッションを実施し,活動日記を毎日記入することを依頼した.その結果,作業に対する満足度,生きがい感,生活満足度がプログラム開始時に比べ終了時に有意に向上し,効果量は中程度以上であった.プログラムの出席率と満足度は高く,プログラム内容は対象者の参加意欲を引き出すものであることがわかった.本プログラムは,地域在住中高年者が作業の満足感を高め,生きがいを感じられる生活を送ることに貢献することが示唆された.

収録刊行物

  • 作業療法

    作業療法 39 (2), 153-161, 2020-04-15

    一般社団法人 日本作業療法士協会

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