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- 武藤 香織
- 東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター公共政策研究分野
書誌事項
- タイトル別名
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- Double Standard for Genetic Testing in Japan and Its Uncertain Future
- 「 イデンシ ケンサ 」 エ ノ ダブルスタンダード ト フトウメイ ナ ミライ
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抄録
<p> 本稿では,いわゆる「遺伝子検査」の日本国内の規制状況を論じる.「遺伝子検査」の規制には2 つの省が関与する.厚生労働省は,診断的検査(発症前遺伝学的検査を含む)を所掌する.健康・医療戦略の閣議決定(2014)までゲノム医療が推進されなかったため,保険収載済みの検査は74 項目に留まる.経済産業省は,DTC検査や診療所で販売される消費者向け検査を所掌するが,その質は規制せず,業界団体が自主的に管理する.だが,これら2 つの「遺伝子検査」を消費者が区別することは困難であろう.米国では,食品医薬品局(FDA)が全ての「遺伝子検査」を所掌し,上市前承認の要否判断にはリスク別アプローチを採用した.FDAの方針に則ると,日本の消費者向け検査の大半は販売禁止となるが,一部の発症前遺伝学的検査は消費者への直接販売が可能だ.日本の原則なきデマケーションを見直し,消費者が「遺伝子検査」のリスクを理解できる基本方針を示すべきである.</p>
収録刊行物
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- 科学技術社会論研究
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科学技術社会論研究 17 (0), 129-139, 2019-04-20
科学技術社会論学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390566775128653952
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- NII論文ID
- 130007833534
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- NII書誌ID
- AA11748006
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- ISSN
- 24337439
- 13475843
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- NDL書誌ID
- 029713241
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可