東南アジア航路の国内寄港地集約に関するネットワーク分析

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タイトル別名
  • Consolidation of Japan-ASEAN Routes and Its Benefits toward the Hinterland Economies: Based on Network Analysis
  • トウナン アジア コウロ ノ コクナイ キコウチ シュウヤク ニ カンスル ネットワーク ブンセキ

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抄録

<p>本稿では,東南アジア航路の西日本における寄港地集約についてネットワーク均衡分析による評価を試みる.船社による欧米基幹航路の寄港地集約と同様に,今後のターゲット市場であるASEANを中心とする東南アジア航路についても集貨効率性を求め拠点港へ集約する動きがある.本稿では,東南アジアコンテナ市場のうち,西日本発のベトナム向けコンテナ貨物をケーススタディーとしてbi-levelモデル型のネットワーク均衡分析を適用し,ベトナム航路を阪神港に集約したケースについてシミュレーションを行った.その結果から,寄港地集約は阪神港の集貨に有効であるものの,海外トランシップ利用の増大や荷主の効用低下を招く可能性があることを示した.</p>

収録刊行物

  • 運輸政策研究

    運輸政策研究 22 (0), 006-019, 2020-02-29

    一般財団法人 運輸総合研究所

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