LD法によるエアロゾルの凝集過程のシミュレーション

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タイトル別名
  • Numerical Simulation of Aerosol Coagulation by LD Method

抄録

<p>エアロゾル粒子のランダムなブラウン運動を疑似乱数を用いて表現するLangevin動力学(LD)法によって粒子の軌跡を直接計算し,エアロゾルの凝集速度定数の算出を試みた.球形の空間内での複数の粒子と単一の粒子の衝突時間間隔と濃度分布を求めるMTBC法を開発し,遷移領域における凝集速度定数を計算した.無限遠での粒子濃度の補正を行って得られた凝集速度定数は,Flux Matching法(Fuchs (1964))によって得られる凝集速度関数と比較して若干小さくなり,Fuchsの行った仮定が完全には正しくないことが示唆された.また,粒子の凝集成長による粒子径分布の変化をモデル化するために,画像処理ユニット(Graphics Processing Unit)を用いて科学技術計算を行うGPGPUにより,より大規模な並列計算を行い,多数の粒子の運動を同時に計算することで,凝集速度定数を算出した.</p>

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