書誌事項
- タイトル別名
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- The impact of support from medical professionals on families' decision-making during end-of-life care
- シュウマツキ ニ オケル イリョウシャ カラ カゾク エ ノ イシ ケッテイ シエン ガ イゾク ノ ミトリ ノ マンゾクド ニ オヨボス エイキョウ
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抄録
<p>目的:終末期に本人の意思を尊重した医療やケアを選択する上で家族が果たす役割は大きい.一方で,医療者が家族に行う「本人の意思を尊重した意思決定に関わる家族への支援(以下,意思決定支援)」と本人の最期の生活や家族の満足度との関連についての量的検討は十分になされていない.そこで在宅療養高齢者の遺族を対象に,終末期に医療者から受けた意思決定支援が本人の希望に沿った最期の生活を実現し,遺族の看取りの満足度に及ぼす影響を検討した.方法:2015年4月~2016年3月の間に,関東の訪問看護事業所から在宅の訪問看護サービスを受けた後,自宅または病院で死亡した者の遺族753名を対象に,事業所を経由して,2016年10月に質問紙調査を実施した.本人の年齢が65歳以上で,回答に欠損のなかった237名を分析対象とした.調査内容は,医療者から受けた意思決定支援(3項目;意思推定支援,本人にとって最善の選択をするための話し合い,家族の選択の肯定),本人の希望に沿った最期の生活の実現,看取りの満足度,本人及び遺族の属性であった.結果:遺族は男性58名,女性179名,平均年齢は65.8±11.9歳であった.本人は男性113名,女性124名,死亡時の平均年齢は83.0±9.1歳であった.「意思決定支援」は,「本人の希望に沿った最期の生活の実現」及び「看取りの満足度」に有意に関連していたが,パス解析から「看取りの満足度」への直接の有意なパスは見られず,「本人の希望に沿った最期の生活の実現」を介することで,「看取りの満足度」に関連していた.結論:家族が終末期に医療者から本人の意思を尊重した意思決定の支援を受けることで,本人の希望に沿った最期の生活が実現され,その結果として遺族の看取りの満足度が高まることが示唆された.終末期の意思決定に関わる家族に本人の意向を軸に働きかける意思決定支援の意義が確認された.</p>
収録刊行物
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- 日本老年医学会雑誌
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日本老年医学会雑誌 57 (2), 163-172, 2020-04-25
一般社団法人 日本老年医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390003825183925632
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- NII論文ID
- 130007848972
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- NII書誌ID
- AN00199010
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- NDL書誌ID
- 030474203
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- ISSN
- 03009173
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- PubMed
- 32475944
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可