非透析腎機能障害者に対するリハビリテーション治療

  • 髙橋 麻子
    東北医科薬科大学医学部リハビリテーション学 東北医科薬科大学病院リハビリテーション科
  • 伊藤 修
    東北医科薬科大学医学部リハビリテーション学 東北医科薬科大学病院リハビリテーション科

書誌事項

タイトル別名
  • Rehabilitation Medicine for Non-dialysis Kidney Disease Patients
  • ヒトウセキジンキノウ ショウガイシャ ニ タイスル リハビリテーション チリョウ

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抄録

<p>慢性透析患者数が増加している中,透析に至っていない腎機能障害患者の治療においては,その進行を防ぎ,透析導入を遅らせる有効な対策を立てることが重要である.近年,腎障害患者における適度な運動は腎機能には悪影響を及ぼさずに運動耐容能,筋力の向上および健康関連QOLの改善をもたらすことが報告されるようになり,また,運動療法は腎機能維持のための介入手段の1つとしても期待されるようになった.この流れを受け,2011年に日本腎臓リハビリテーション学会が設立され,2018年には『腎臓リハビリテーションガイドライン』が作成された.本稿では,非透析腎機能障害患者(糸球体腎炎,ネフローゼ症候群,保存期慢性腎臓病患者)への運動療法の内容や効果について,ガイドラインをもとに概説する.</p>

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