中学校理科におけるレリバンスに基づいた文脈的アプローチ教材の開発と評価

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書誌事項

タイトル別名
  • Development and evaluation of teaching materials to enhance relevance in middle school science
  • —Focusing on Sesame Salt and a Local Company—
  • ―胡麻塩と地域企業に注目して―

抄録

<p>資質・能力を育成するために,文脈的にアプローチの授業デザインにおいてレリバンス(Relevance:学習者と学習内容との関係性を表す概念)が重要である(寺田,2018).レリバンスは多様な側面を持ち,主に個人的(面白さ)・社会的(社会とのつながり)・職業的(企業や製品,就職とのつながり)の次元に分類される.本論はこれらの側面を持つレリバンスを高める教材の開発し評価することを目的とする.地域企業に注目しレリバンスに基づいた教材の開発を行った.この教材で試行授業を行い,実践前後及び,企業が存在する地域に存在する中学校を実験群,企業が存在しない地域の中学校を統制群において,認知面及び非認知面の変容を調査した.その結果,両群において認知面非認知面においてほとんどの項目で肯定的な方向に変容した.また実験群の方が,非認知面における個人的・社会的・職業的レリバンスの一部に高揚の差が見られた.生徒たちの身近にある地域企業を教材化することでレリバンスを高めることができる可能性が明らかとなった.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390566775141082880
  • NII論文ID
    130007855924
  • DOI
    10.14935/jsser.34.10_11
  • ISSN
    18824684
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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