臨床判断能力の向上を目指した口腔ケアの実践知学習システムの構築

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タイトル別名
  • Building the leaning the system of practical knowledge for learning to improve clinical judgement on oral care

抄録

<p>看護・介護分野は、学習者はテキストや動画を通じて技術の手順や方法を習得する。しかし、臨床現場において、ケア者は、個々の状態に応じた適切なケアを実践するために、問題解決思考過程であるクリティカルシンキングを行っている。クリティカルシンキングは臨床判断として現れる。看護技術のマニュアルであるテキストや動画は、現況の理解に基づいた臨床判断が可視化されていない。そこで、本研究では、エキスパートの習熟した実践(グッドプラクティス)に基づいて、ケアの選択・実行に至る臨床判断プロセスモデルを構築し、学習者の臨床判断と比較することで、実践知を養うことのできる学習システム(実践知学習システム)の開発を試み、その効果を検証した。実践知学習システムの活用により、エキスパートと学習者の臨床判断の比較を通じ、学習者が何に気付くことができていて、何に気付けていないかが可視化されることから、学習者個人のレベルにあわせた現場の実践課題を導き出すことにつなげられると考える。また、この学習から得られた知識や技能を学習者の臨床場面と関連づけて探求することで、その知識や技能の向上と定着化に貢献することができるだろう。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390003825189585536
  • NII論文ID
    130007857212
  • DOI
    10.11517/pjsai.jsai2020.0_3rin466
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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