角層下膿疱症が疑われたフレンチ・ブルドッグの1例

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タイトル別名
  • A case of suspected subcorneal pustular dermatosis in a French bulldog

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抄録

<p>臨床症状および病理組織学所見が角層下膿疱症と合致した犬を経験したので報告する。全身性に丘疹・膿疱を形成した。細菌培養検査により,無菌性膿疱と診断した。病理組織学検査では,角層下に形成された膿疱が観察された。膿疱形成に先行してノミ刺咬症及び熱中症に罹患しその治療中及び治療終了直後には膿疱は確認されなかった。これより今回観察された病変は発生初期段階であったと認識された。病態初期では痒みを伴わない症例が存在する可能性が有ると思われる。ダプソンを用いた治療を行った結果,早期に治療改善を認めた。</p>

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