中山間地域の復興過程における住民主体性と地域社会の変容-新潟県中越地震から15年を前に-

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タイトル別名
  • Investigation of local autonomy and social change in the disaster recovery process in mountainous areas: 15years after the Niigata-Chuetsu earthquake
  • チュウサンカン チイキ ノ フッコウ カテイ ニ オケル ジュウミン シュタイセイ ト チイキ シャカイ ノ ヘンヨウ : ニイガタケン チュウエツ ジシン カラ 15ネン オ マエ ニ

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抄録

本論文は,2004年新潟県中越地震で被災した木沢地区の長期的な復興過程について,被災者が自らの復興への主体的なかかわりをどのように評価してきたのかを明らかにするものである。最初に,木沢地区の15年にわたる復興過程を,「生活・住宅再建期」,「復興の主体形成期」,「復興の課題解決期」,「 復興の主体再編期」の 4 つに区分し,それぞれの期間において,被災者がどのように外部支援者と協働したのかを示した。次に,木沢地区住民が自らの視点で復興をどのように評価しているのかを明らかにするために実施した地域生活改善プロセス評価手法の結果を紹介した。最後に,長期的な復興過程を扱うことの重要性,さらに,地域住民の内発性がどのように立ち上がっていくのか,それが地域コミュニティをどのように変容させるのかを評価することの意義を考察した。

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